A-BLOG♡ ーアラサー女子の世界一周ひとり旅ー

食べて、巡って、絶景探索。

【ポーランド】アウシュヴィッツ強制収容所に行ってきました。

こんばんは(´-ω-`)

 

只今ヴロツワフバーガーキングにて暇つぶし中。

 

深夜のバスでドイツ、フランクフルトへ移動です。

 

あぁ、、、

あの忌まわしきドイツに戻るのか。笑

 

今回は楽しいドイツになりますように。。。

 

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◇ ◆ ◇

 

▶11月4日

 

今日は、世界的に有名な負の世界遺産

アウシュヴィッツ強制収容所に行ってきました。

 

ガイドさんの予約が取れなくて、

行こうかどうしようか実は悩んだ場所。

 

でも、ポーランドに来たからには見ておかなきゃな、

と思って、予習をしっかりして挑みました。

 

 

今日のブログは、珍しくまじめに書きます。

 

読み終わって、気分が暗くなるかもしれません。

ごめんなさい。

 

― ― ―

 

アウシュヴィッツといえば、

どれだけ歴史に興味が無い人でも知っている場所じゃないでしょうか?

 

正式名称は、

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所

 

このアウシュヴィッツというのは、

ポーランドの地名オシフィエンチムOświęcim)の

ドイツ語読みです。

 

この収容所は、第二次世界大戦

ユダヤ人の絶滅を計画するナチス・ドイツによって、

ホロコースト(大量虐殺)が行われた場所。

 

収容者は、ジプシーや障害者、

同性愛者などもいたけれど、

全体の90%ユダヤ人。

 

死者数は、400万人と言われたり150万人と言われたり、

記録が無かったりではっきりした人数は不明。

 

 

 

ここがアウシュヴィッツへの入口。

「働けば自由になる」という意味の言葉が書いてあるけど

もちろん自由になることはない。

しかもこれを作ったのは収容者自身だそう。皮肉だ。

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収容所の周りには有刺鉄線が張り巡らされています。

今はもちろん違うけど、当時はここに高圧電流が流れるようになっていたらしい。
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逃亡の阻止が目的だったけど、

過酷な環境に耐えられず、自らここに触れて命を絶つ人もいたそうです。

 

でも、誰かが逃亡すると、その10倍の人が見せしめに殺された。

それによって、人々を精神的に押さえつけていたらしい。


アウシュヴィッツに到着した人々。

過酷な環境のため、移動中にもたくさんの人が亡くなっています。
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到着すると、あとで返すから名前を書けと言われて

持っていた荷物は全て取り上げられました。

 

 

取り上げられたカバン。

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到着するとすぐに、働く能力がある者と無い者が判別され、

働く能力が無い(女性や老人、子供など)と判断された者は

そのままガス室送りになりました。

 

ただし、人体実験に使われた子供たちは別として。

 

この判別で、労働能力ありと判断された人達は

頭髪を刈られ、消毒や洗浄、

その後に登録番号を腕に入れ墨で入れられました。

 

囚人服の上には、身分を示すマークがつけられます。

 

■収容者の生活環境。

3段ベッドに、記述としては2人ずつ寝ていたと書かれていたけど、

写真には3~4人寝てますね。
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最も、この人達はベッドがあるだけまだ良いほうだったのかもしれません。

 

生活環境の展示があるブロックには、

マットレス替わりの藁を床に敷いただけの部屋もあったから。

 

■収容者の写真。

食べ物がろくに与えられず、やせ細ってしまっています。
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銃殺される寸前の写真。
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正直、こんな衝撃的な写真が展示されているとは思ってなかった。

 

撃たれる寸前の写真だけじゃない。

 

何枚もの遺体の写真を見た。

何枚もの処刑の写真を見た。

 

子供を最後まで守り抜こうとする母親の写真も、

絶望し、抵抗すらせずに殺されていく人の写真も。

 

 

あんなにたくさんの死者の写真を見たのは人生で初めてでした。

 

衝撃的すぎて、作りものみたいだな、と思った。

 

もちろん、すべて本当にあった出来事なんだけど、

まるで映画のワンシーンを切り取ったみたいで。

 

 

たくさんの人が亡くなったっていう事実もそうだけど、

何が怖いって目の前で人がばたばた殺されている時、

その横でカメラを構えていた人がいたということ。

 

どういう人が、どういう心境で撮ってたんだろう。

 

 

 

取り上げられた義足たち。
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靴もこんなにたくさん。
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収容者たちの持ち物は、

アウシュヴィッツに到着した時点ですべて取り上げられ、

縦縞の囚人服のみになりました。

 

労働から帰ってくる収容者。

横で監視しているナチスの軍人はそれを見て笑っています。
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収容者たちの写真。
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アウシュヴィッツが出来たのは1940年のこと。

 

自分たちの祖父母に当たる年代です。

 

私たちにとっては見学するという立場だけど、

ここに写真のある人の親族にとってはこれが遺影。

 

実際、花が飾られている写真も数枚ありました。

 

きっと遺族の方が来て供えたんだと思います。

 

11月2日が死者の日だったことにも関係あるのか、

たくさんの人が銃殺された”死の壁前には

花やランプが手向けられていました。


ここは、アウシュヴィッツから数キロ離れた

ビルケナウ収容所
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映画などではここの風景が使われることが多いし、

私たちにとっては一番浸透している景色じゃないかな。

 

アウシュヴィッツに入りきらなくなった人たちが来るのがここ。

 

総面積は1,75平方キロメートル。

東京ドーム37個分の広さがあります。

 

あの引き込み線の先、

到着した人達であふれる場所。
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それがここです。
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たった数十年前のこと。

ここに実際にたくさんの人がいたんだと思うと、

なんとも言えない感情になりました。

 

今回、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に行って、

実際に自分の目で見て、

残酷な歴史の一部を知ることが出来ました。

 

ガイド無しってことで、理解できてないこともたくさんあると思う。

 

それでも、説明書きを読んだり自分で調べた事実だけでも

十分に衝撃的な内容でした。

 

どうか、こんな事が二度とおこりませんように。

 

どうか、争いの無い平和な世界になりますように。